ALT2025 活動計画骨子(案)
2025年のALT(ARP Lightning Talk)活動計画骨子
ALTの活動開始に先立ち、3月から4月にかけて集中的な研修を実施します。
この研修の主な目的は、参加メンバーが毎回同じような技術の習得に時間を費やしている現状を解消することです。統一された基礎知識と技術スキルを提供することで、以降のイノベーション活動をより効率的かつ効果的に進めることができます。
また、この研修の講師は若手からも選出する予定です。
これにより参加者全員に定番の技術要素を効率的に習得してもらうことにより、その後のイノベーションを、より創造的で生産的な協働を促進します。
第1フェーズ:基礎研修(3月〜4月)
この期間は、イノベーションとマーケティングの基本概念から始まり、技術スキルの習得に焦点を当てます。具体的には以下の内容を含みます:
- イノベーション理論と実践事例
- マーケティング戦略と市場分析手法
- Pythonプログラミング基礎と応用
- マイコンボード(Raspberry PiとArduino)の基本操作と応用
- Unity開発環境の使用方法
- NVIDIA Jetsonを用いたAI処理の基礎
- OpenAI GPTモデルとLangChainの概要と応用
- OpenCVによる画像処理の基本
これらの研修は、オンラインと対面のハイブリッド形式で行い、実践的な演習を多く取り入れます。
第2フェーズ:アイデア創出と選定(5月〜6月)
基礎研修で得た知識とスキルを活かし、参加者はグループに分かれてイノベーティブなアイデアの創出に取り組みます。この段階では以下の活動を行います:
- ブレインストーミングセッション
- 市場ニーズ分析とターゲット顧客の特定
- 技術的実現可能性の評価
- ビジネス価値の検討
- プレゼンテーションスキルの向上ワークショップ
- アイデア選定会議
各グループは、最も有望なアイデアを選び、次のフェーズに進みます。
第3フェーズ:プロトタイプ開発(7月〜11月)
選定されたアイデアのプロトタイプ開発に取り組みます。この段階では、以下の活動を中心に進めます:
- プロジェクト計画の立案
- 役割分担と開発環境の整備
- イテレーティブな開発プロセス
- 定期的な進捗報告会
- ユーザーテストとフィードバック収集
- プロトタイプの改善と最終調整
7月頭と11月のALTで成果発表を行います。
ここでは、技術的革新性、市場性、実用性の観点から評価が行われ、優秀なプロジェクトには社内で実用化に向けた支援が提供されます。この9か月間の活動を通じて、参加者は最新技術の実践的スキルを獲得するだけでなく、イノベーティブな思考力とチームワークを養うことができます。
また、部門を越えた交流により、社内のナレッジ共有と協力体制の強化も期待されます。ALTは、当社の技術力向上と新規事業創出の重要な原動力となることを目指していきます。
以上