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【即日速報】NVIDIA GTC台北いよいよ開幕

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NVIDIA GTC Taipei at COMPUTEX 2025開幕!
ジェンスン・フアンCEO基調講演で語られるAIの未来とは?新技術RTX 5090も登場!

2025年5月19日 – アジア最大級のICT見本市COMPUTEX TAIPEIの熱気と共に、AI(人工知能)の最先端をひた走るNVIDIAの重要イベント「NVIDIA GTC Taipei at COMPUTEX 2025」が本日より開催されます。本稿は、この注目イベントに先立ち明らかになった最新情報や、間もなく行われるNVIDIAの創業者兼CEOであるジェンスン・フアン氏の基調講演で語られるであろうAIの未来像、そして業界を驚かせる新技術について、どこよりも早くお届けする即日速報です。台湾との強力なエコシステムを基盤とした「AIファクトリー」という壮大な構想や、現実世界との融合を加速するフィジカルAI、そしてゲーマーやクリエイター待望のGeForce RTX 5090など、NVIDIAが描く次世代のAI戦略にご注目ください。(FACEBOOK)

本稿では、現時点で明らかになっている主要ポイントを速報、AIが私たちの社会や産業をどのように変えていくのか、その最前線からのレポートをお届けします。

第1章: ジェンスン・フアンCEO基調講演への熱視線 – AI新時代の幕開けか

世界中のテクノロジー業界関係者やAI開発者が固唾を飲んで見守るのが、NVIDIAの創業者兼CEO、ジェンスン・フアン氏による基調講演です。プレイベントでのパートナー企業の経営層やNVIDIA関係者の発言からは、今回の基調講演がAIの進化における新たなマイルストーンとなる可能性が強く示唆されています。(基調講演の全容と詳細な分析については、追って別稿にて速報をお届けする予定です)。現在予測されている主要テーマは以下の通りです。

NVIDIA CEO講演に熱視線 AIが拓く社会変革の具体像とは

NVIDIAのジェンスン・フアンCEOがCOMPUTEX基調講演で語るAIの将来展望と、それがもたらす具体的な社会変革に高い期待が寄せられています。

世界最大の半導体ファウンドリTSMCのY.J. Chang氏は、CEOのAIに対する総合的なビジョンに注目。また、Dell TechnologiesのJeff Clarke氏は、AIの成長がどう加速し、いかなる新機能が人類の課題解決に貢献するのか、その具体策に期待を寄せています。

これらの発言は、AIが単なる技術的進歩に留まらず、医療、金融、製造など多様な分野で、実社会をどう変革していくのか、その明確な方向性と加速する進化の全貌が示されることへの強い関心を反映しています。

NVIDIA「AIファクトリー」構想 “次の産業革命”の具体像は

NVIDIAのジェンスン・フアンCEOが提唱する「AIファクトリー」構想が、COMPUTEX基調講演の最重要テーマとして産業界から大きな注目を集めています。

ASUSやサーバー大手のQuanta/QCTは、このビジョンを「次の産業革命」と捉えています。また、Trend MicroのEva Chen CEOは、ITエコシステム全体を変革し、データから価値ある「トークン」を生み出す「トークン創造」の可能性を高く評価。

この壮大な「AIファクトリー」構想が、現実のビジネスや社会インフラとしていかに具体的に構築・拡張されるのか、フアンCEOによる詳細なロードマップの提示に強い関心が寄せられています。

NVIDIA、AIの次なるフロンティア「フィジカルAI・ロボティクス」に注力

NVIDIAはAIの「次のフロンティア」としてフィジカルAIとロボティクス分野に強い焦点を当てており、COMPUTEX基調講演での発表に大きな期待が寄せられています。

Techman Robot、Delta Electronics、FIIといったロボット関連企業の積極的な参加も、この分野への注力を裏付けています。特に、デジタルツイン環境を提供するNVIDIA Omniverseを活用したシミュレーションによる開発の劇的加速や、AIモデルと物理ロボットが高度に連携するインテリジェントな自動化ソリューションの進化が注目点です。ジェンスン・フアンCEOが語る具体的な事例と未来像に注目が集まります。

「台湾エコシステム」 CEOが語る連携強化とAIの未来

NVIDIAのAI戦略において、台湾の強力なテクノロジーエコシステムとの連携が不可欠です。半導体製造のTSMCやシステム製造のASUS、Quantaなど台湾企業との長年の戦略的パートナーシップは、AI革命推進と「AIファクトリー」実現の鍵を握ります。

COMPUTEX基調講演では、ジェンスン・フアンCEOがこのエコシステムの戦略的重要性と今後の連携強化について力強く語ると期待されています。「ジェンセンの光速」と称されるNVIDIAのイノベーションの速さと共に、台湾エコシステムがいかにAIの未来を牽引するのか、その具体像に注目です。

第2章: 台湾との強固な絆
– AI革命を加速するグローバルエコシステム

NVIDIAのAI戦略に台湾の強力なテクノロジーエコシステムは不可欠です。特に半導体受託製造で世界首位のTSMCは、NVIDIAの高性能GPU生産を支え、両社の連携はAI革命の根幹です。

連携は半導体製造に留まらず、ASUSなどはGPU搭載PCを供給し、QuantaなどはAIサーバーやデータセンターソリューションを開発、「AIファクトリー」の基盤構築に貢献しています。さらに産業用PC、ネットワーク、セキュリティ、ロボティクスなど多岐にわたる台湾企業がNVIDIA技術を活用し革新を生んでいます。Dellも台湾拠点で重要な役割を担います。

このエコシステムは単なる製造委託先ではなく、共同技術開発や迅速な市場フィードバックを行う双方向の協力関係です。AIのような急速に進化する分野では、この柔軟な連携が競争優位性に繋がり、台湾企業の高度な製造技術やサプライチェーン網は、NVIDIAのAIビジョン実現に不可欠な推進力となっています。

第3章: 「AIファクトリー」構想の全貌
– 次なる産業革命の設計図

NVIDIAが提唱する「AIファクトリー」は、データを価値ある知見やインテリジェンス(トークン・アウト)に変換する「知の生産工場」であり、「次の産業革命」と位置付けられています。この構想は社会全体の変革を促すものです。

中核はNVIDIA GPUを中心とした強力な演算インフラ、AIモデル、データ、そして人間の知恵です。これには最新サーバー、超高速ネットワーク、大容量ストレージ、運用管理ソフトウェア群が含まれます。

NVIDIAはこのAIファクトリーを誰もが利用できるよう、オープンなエコシステムとの連携を重視。Quanta/QCTやASUSなどのサーバーメーカーがハードウェア構築を支援し、Trend Microなどがセキュリティを担います。

「トークン創造」とも呼ばれるこのビジョンにより、企業は独自データでAIモデルを開発し競争力を強化。製造業の欠陥検知AIなどがその例です。これはITエコシステムがAIモデルとその価値中心へとシフトすることを意味します。

第4章: 加速するイノベーションの最前線
– フィジカルAIとNVIDIA Omniverse

AIの進化は現実世界と連携する「フィジカルAI」、特にロボティクスへと急速に拡大しており、NVIDIAはこれを「次のフロンティア」と位置付けています。

台湾企業はこの動きをリードしており、Techman RobotはNVIDIA GPUを統合し高度な視覚機能を持つ協働ロボットを開発。Delta ElectronicsやFIIもAI活用ロボットやAMR開発を推進しています。

この開発を劇的に加速するのが、デジタルツイン環境を構築できるNVIDIA Omniverseです。リアルタイム物理シミュレーションにより、製造業やロボット開発企業は仮想空間で設計検証や動作テストを行え、開発コスト削減と市場投入時間短縮を実現します。

さらにNVIDIAは「Isaac Sim」や「Jetson」といった開発キットを提供し、高度なAIロボット開発を容易にしています。Omniverseとの連携で、シミュレーションで訓練したAIを実機へスムーズに展開でき、AIとロボティクスが融合した未来が現実化しつつあります。

第5章: COMPUTEXアワード受賞!
NVIDIAの最新鋭テクノロジー詳解

NVIDIAの最先端技術がCOMPUTEX Taipei 2025で高く評価され、主要製品がアワードを受賞、AI・ゲーミング・データセンター分野での同社のリーダーシップを改めて示しました。

注目はゲーミングとクリエイティブ性能を飛躍させる「GeForce RTX 5090 GPU」。最新Blackwellアーキテクチャと超高速GDDR7メモリを搭載します。データセンター通信を革新する「Quantum-X Photonics InfiniBandスイッチ」は、CPO技術で高速・低遅延・省電力を実現。そして「DGX Spark」は、Grace BlackwellアーキテクチャをデスクトップにもたらすパーソナルAIスーパーコンピューターで、ローカルでの高度なAIモデル開発を可能にします。

これらの受賞技術は、NVIDIAが描く未来のテクノロジー社会の実現に向けた力強い一歩です。

まとめ

NVIDIA GTC Taipei at COMPUTEX 2025は、AI技術の現在地と未来への道筋を示す、極めて重要なイベントとなることは間違いありません。ジェンスン・フアンCEOの基調講演で語られるであろうAIの新たなビジョン、台湾を中心とした強力なエコシステムとの連携深化、そして今回発表された数々の革新的なテクノロジーは、私たちの社会や産業に大きな変革をもたらす可能性を秘めています。

エージェント型AIに関するさらなる技術的進展、そしてジェンスン・フアンCEOが基調講演で語るAIの未来についての詳細な解説は、追って別稿でお伝えする予定です。NVIDIA GTC Taipei at COMPUTEX 2025は、AI革命の次章を告げる重要なイベントとなるでしょう。引き続きご注目ください。

以上

筆者筆者 ケニー狩野氏プロフィール
ケニー狩野(中小企業診断士、PMP、ITコーディネータ)
キヤノン(株)でアーキテクト、プロマネとして多数のプロジェクトをリード。
現在、株式会社ベーネテック代表、株式会社アープ取締役、一般社団法人Society 5.0振興協会評議員ブロックチェーン導入評価委員長。
これまでの知見を活かしブロックチェーンや人工知能技術の推進に従事。趣味はダイビングと囲碁。2018年「リアル・イノベーション・マインド」を出版。