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進化型AI革命:AlphaEvolveとSakana.aiが切り拓く未来

進化型AI革命:AlphaEvolveとSakana.aiが切り拓く未来
AIが自己進化する時代の新技術革新パラダイム

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2025年、AI開発に革命が起きています。GoogleのAlphaEvolveが56年ぶりに行列乗算アルゴリズムを更新し、日本のSakana.aiが既存モデルの融合で新たな価値を創造する――これが「進化型AI」の現実です。
従来の「人間がプログラムするAI」から「AI自身が進化するAI」への転換点において、両社のアプローチを理解することは、今後のAI戦略を左右する重要な知識となります。

本記事では、Google DeepMindの「AlphaEvolve」によるアルゴリズム創造アプローチと、Sakana.aiが推進する既存モデル融合戦略という、二つの異なる方向性から進化型AIの可能性を深く探ります。

進化型AIの核心:自己最適化するメカニズム

進化型AIは、生物の進化プロセスを模倣してAI自身が能力を向上させる革新的な自己改善システムであり、その根幹には「進化的アルゴリズム」が存在します。このアルゴリズムは、問題に対する多様な解の候補群を世代交代させながら最適化を進める仕組みです。

進化的アルゴリズムの3つの基本ステップ

❶ 評価フェーズ

各解候補が問題に対してどれだけ優れているかを評価関数に基づき判定します。この段階で、適応度の高い解が選別されます。

❷ 選択フェーズ

評価の高い解候補を優先的に選択し、次世代の親とします。自然選択のメカニズムを模倣した優秀な遺伝子の継承が行われます。

❸ 操作フェーズ

選択された親から、遺伝的交叉(複数の解の部分的な組み合わせ)や突然変異(解の一部をランダムに変更)を通じて新たな解候補群を生成します。

進化的アルゴリズムのポイント

この循環プロセスが示すように、進化型AIは人間が直接プログラムするのではなく、自然選択のメカニズムを模倣して自動的に改善を重ねます。従来のAI開発では人間がアルゴリズムを設計していましたが、進化型AIでは「良い解を選んで組み合わせる」プロセスをAI自身が担当するため、予想外の革新的解法が生まれる可能性があります。

この循環を何千回、何万回と繰り返すことで、人間では思いつかない革新的なアルゴリズムが誕生します。実際、AlphaEvolveは56年間誰も改善できなかった行列乗算の計算方法を発見しました。)
(出典:Google DeepMindAlphaEvolve技術レポート)

 

進化的アルゴリズムの3つの基本ステップ図1 進化的アルゴリズムの3ステップ循環プロセス

 

【図1の解説】

進化型AIの核心となる3ステップの循環プロセスを示しています。
重要なポイント
人間が最初に問題設定と評価基準を定義し、その枠組みの中でAIが自動的に最適化を進めます。
❶評価フェーズでは、人間が設計した評価関数に基づいて各解候補の性能を判定。❷選択フェーズでは、高性能な解候補を次世代の「親」として選抜。❸操作フェーズでは、選ばれた解候補同士を組み合わせ(交叉)たり、ランダムな変更(突然変異)を加えたりして新世代を生成します。
この循環を繰り返すことで、AlphaEvolveは56年ぶりの行列乗算アルゴリズム改善や、Googleデータセンターの効率化といった革新的成果を実現しました。人間の創造性とAIの計算能力が協働することで、従来では不可能だった発見が可能になるのです。

Google DeepMind「AlphaEvolve」によるアルゴリズム「創造」革命
汎用アルゴリズムを自動発見・最適化する革新的AI

Google DeepMindが2025年1月に発表した「AlphaEvolve」は、同社の技術レポート(Novikov et al., 2025)によると、大規模言語モデル(LLM)と進化的手法を融合させ、汎用的なアルゴリズムを自動で発見・最適化することを目指す革新的なAIシステムです。これは、AlphaTensorやAlphaDevといった特定領域での成果をさらに発展させたものと言えます。

技術的核心:LLMと進化的手法の融合によるコード創造

AlphaEvolveの中核技術は、GeminiファミリーのLLM(広範な探索を行うGemini Flashと、より有望な解を深化させるGemini Pro)と進化的アルゴリズムの巧みな連携にあります。具体的には、LLMがプログラムコードの変更案(差分形式など)を生成し、それを自動評価器が客観的な指標(速度、効率、精度など)に基づいて厳格に検証します。優れた変更は採用され、進化的データベースに蓄積・管理されます。この「生成・評価・選択・改良」の反復プロセスは、MAP-Elitesアルゴリズムやアイランドベースの集団モデルといった高度な進化的戦略に着想を得ており、探索の多様性と解の質の向上のバランスを取っています。これにより、人間が読解可能な、実用性の高い新しいアルゴリズムコードが生み出されるのです。

かみ砕き解説:AlphaEvolveの仕組み

AlphaEvolveは、非常に賢い「AIプログラマーチーム」と、厳格な「品質検査官AI」が協力して、最高のプログラムコードを探し出すようなものです。
まず、AIプログラマー(LLM)が既存のコードを元に多数の改善案を作成します。次に、品質検査官AIがそれらを一つ一つテストし、本当に良くなったものだけを選び出します。この作業を何度も繰り返すことで、人間では思いつかないような画期的なプログラムが生まれるのです。AlphaEvolveは、まさにプログラム自身を進化させる「デジタル進化実験室」と言えるでしょう。

 

AlphaEvolve: AIによるコード創造ロジック図2 AlphaEvolveの概念的コード創造ロジック
【図2解説】

AlphaEvolveは、AIが自らアルゴリズムを創造する革新的システムです。
❶問題定義と初期コード(またはヒント)に基づき、❷LLM(Gemini Flash/Pro)がコードの改善案を生成します。❸進化的最適化エンジンが核心となり、多数のアルゴリズム候補を自動評価器で性能評価し、有望なコードを選択。LLMによる更なるコード変更(交叉・突然変異に相当)を経て新世代を生成し、この反復改良を継続します。
この循環プロセスにより、人間の既存知識では到達困難な革新的解法を発見。
❹最終的に、行列乗算の新アルゴリズムやデータセンター最適化など、人間を超える性能や効率を実現したアルゴリズムが誕生します。ゼロベースからの創造に近い形で、計算科学の限界を突破する画期的成果を目指しています。

画期的な成果事例

AlphaEvolveは、その強力なアルゴリズム発見能力を既に様々な分野で証明しています。

❶ 数学分野におけるブレークスルー

コンピュータサイエンスの基礎である行列乗算において、AlphaEvolveは4×4の複素数行列の乗算アルゴリズムを56年ぶりに更新し、従来よりも少ない48回のスカラー乗算で実行する新手法を発見しました。また、11次元のキッシングナンバー問題(球充填問題の一種)で新たな下界593を確立したほか、エルデシュの最小重複問題など50以上の数学的難問において、既存の最高性能(SOTA)に匹敵するか、約20%のケースではそれを上回る結果を示しています。
(※出典)
Google DeepMind公式ブログ
「AlphaEvolve: A Gemini-powered coding agent for designing advanced algorithms」

・AlphaEvolve技術レポート

❷ 実世界システムへの応用と効率化

AlphaEvolveは、Googleの基幹インフラやAI開発にも直接的に貢献しています。

  • データセンター最適化:
    Googleのデータセンタースケジューリングを最適化する新たなヒューリスティック関数を発見し、計算資源の効率を平均0.7%向上させました。このシステムは1年以上にわたり本番環境で稼働しています
    (出典:AlphaEvolve技術レポート p.15-16)
  • ハードウェア設計改善:
    AIアクセラレータ「TPU」の回路設計において、Verilogコードを改善し、より効率的なチップ設計に貢献しています。
  • AIトレーニング高速化:
    GoogleのAIモデル「Gemini」自体のトレーニング時間を1%短縮(Pallasカーネルを23%高速化)、さらにFlashAttentionカーネルを最大32.5%高速化するなど、AI開発の効率を大幅に向上させています。
    (出典:Google DeepMind公式ブログAlphaEvolve技術レポート Table 2)

これらの成果は、AlphaEvolveが単に理論的な発見に留まらず、実用的で解釈可能なコードを生成し、複雑な実システムへ統合可能であることを示しています。

AlphaEvolve 主要成果一覧
領域 具体的成果 インパクト
数学 (行列乗算) 4×4複素行列乗算で56年ぶりに新アルゴリズム発見 (48スカラー乗算) 基礎科学における長年の課題解決
数学 (その他) 11次元キスナンバー問題で新下界確立、50以上の難問でSOTA匹敵または凌駕 未解決問題への新たなアプローチ
データセンター最適化 スケジューリング効率0.7%向上 (Google本番環境で稼働中) 大規模ITインフラの効率改善
ハードウェア設計 TPU回路設計 (Verilog) の改善 次世代チップ性能向上・省電力化
AI開発効率化 Gemini訓練時間1%短縮、FlashAttentionカーネル最大32.5%高速化 AI研究開発サイクルの加速

今後の展望と応用可能性

AlphaEvolveの技術は、アルゴリズムで記述可能で、かつ自動検証が可能なあらゆる問題に応用できる可能性を秘めています。Google DeepMindは、材料科学、創薬、持続可能性といった分野への応用に大きな期待を寄せており、これらの分野における科学技術研究の加速と新たな発見を促進する可能性があります。AlphaEvolveは、AIが人間の知的活動を支援し、未知の領域を切り拓く強力なツールとなる未来を示唆しています。

Sakana.ai:既存知見の「融合」戦略

効率的なモデル融合によるAI開発の民主化アプローチ。

東京を拠点とするSakana.aiは、AlphaEvolveとは対照的に、既存の訓練済みAIモデルを効率的に融合し、新たな能力を持つモデルを創出するアプローチを追求しています。

進化的モデルマージの技術的核心

Sakana.aiの中核技術は「進化的モデルマージ」です。これは、既に存在する複数の特化型AIモデルのアーキテクチャや重みを、進化的アルゴリズムを用いて最適に組み合わせることで、それぞれの長所を兼ね備えた単一モデルを生成する手法です。

かみ砕き解説:モデル融合のイメージ

Sakana.aiのアプローチは「AI界のDJ」のようなものです。既存の優秀な楽曲(AIモデル)を巧みにミックスして、元の楽曲それぞれの良さを活かしながら、全く新しい音楽体験を創り出します。ゼロから作曲する必要がないため、短時間で多様な作品を生み出せるのです。

実用的成果事例

❶ 多言語・多モーダルモデルの迅速構築

日本語LLMと数学特化モデルを融合して日本語での数学的能力を大幅向上させたり、英語VLMと日本語LLMを組み合わせて高性能な日本語画像言語モデルを開発するなど、既存モデルの能力組み合わせによる新価値創造を実現しています。

❷ ドメイン特化型AIの効率的生成

特定のタスクやドメインに最適化されたモデルを、ゼロからの大規模訓練を経ずに既存モデルの「良いとこ取り」によって迅速開発。高速な日本語画像生成モデル「EvoSDXL-JP」がその代表例です。

創造 vs 融合:相補的な進化戦略の比較
二つのアプローチが描く異なる未来像と相互補完性

進化型AI:AlphaEvolveとSakana.aiのアプローチ比較図3 進化型AI:AlphaEvolveとSakana.aiのアプローチ比較

 

AlphaEvolveとSakana.aiは、共に進化的アルゴリズムの思想を活用しつつも、戦略と目指す価値において明確な違いがあります(図2参照)。以下の比較表は、その主要な相違点をまとめたものです。

AlphaEvolve vs Sakana.ai 比較分析
項目 AlphaEvolve (Google DeepMind) Sakana.ai
対象 汎用アルゴリズム・プログラムコード 既存訓練済みAIモデル
アプローチ LLMと進化的手法による「創造」 進化的モデルマージによる「融合」
目的 根本的技術革新・性能限界突破 実用的開発の効率化・迅速実装
リソース 大規模計算リソース要求 効率的・低コスト開発
役割 フロンティア開拓「発明家」/基礎研究エンジン 価値創造「アーキテクト」/実装加速器

この比較からも分かるように、AlphaEvolveのようなアプローチが計算科学のフロンティアを押し広げる「発明家」であり、根本的な限界を突破する「基礎研究エンジン」として機能するのに対し、Sakana.aiは既存技術を巧みに組み合わせ新たな価値を生む「アーキテクト」であり、実用的価値を創出する「実装加速器」と言えるでしょう。両者は競合ではなく、基礎研究的革新と応用的効率化という異なる側面から相補的に貢献する存在です。企業の立場からは、R&D予算の潤沢な大手企業はAlphaEvolve型のアプローチで長期的な技術優位性を築き、リソースの限られた中小企業やスタートアップはSakana.ai型のアプローチで迅速な市場参入を図る、といった戦略分化が考えられます。

役割別ポイント&アクション

読者層別注目ポイントとアクション
読者層 注目ポイント 推奨アクション
CEO/CTO AI開発投資戦略の再考機会、基礎研究と応用のバランス R&D予算配分の見直し・技術ロードマップ策定、AlphaEvolveのような技術の長期的な影響評価
プロダクトマネージャー 既存モデル融合による迅速開発可能性、AlphaEvolveによる将来的なコア技術革新の可能性 オープンソースモデル活用戦略、AlphaEvolve型技術の動向注視と将来的な製品応用検討
ITマネージャー AlphaEvolveによる運用効率化・コスト削減効果(データセンター最適化事例など) AI活用による業務プロセス最適化の検討、AlphaEvolveのような自動アルゴリズム最適化技術の導入可能性調査
研究者・エンジニア AlphaEvolveの技術的詳細(LLMと進化的手法の融合)、進化的アルゴリズムの実装技術 関連技術論文(AlphaEvolveテクニカルレポート等)の研究・プロトタイプ開発着手

進化型AIの多様なインパクトと戦略的活用

進化型AIは、そのアプローチの多様性から、特定の産業に限定されず、基礎研究から実用的なアプリケーション開発に至るまで、広範囲な領域で同時にイノベーションを推進しています。AlphaEvolve(創造アプローチ)とSakana.ai(融合アプローチ)は、それぞれ異なる強みを持ち、多様な分野でその価値を発揮し始めています。

Sakana.aiに代表される「融合アプローチ」は、既存モデルの効率的な組み合わせにより、特にアプリケーション開発やコンテンツ制作の分野で迅速な価値創出を可能にしています。例えば、日本語画像生成モデル「EvoSDXL-JP」のようなプロダクトは、開発コストと期間を抑えつつ、高品質なサービスを短期間で市場に投入する上で大きな力となります。このアプローチは、市場のニーズに即応した実用的なAIソリューションを迅速に展開する際に特に有効です。

一方、AlphaEvolveに代表される「創造アプローチ」は、アルゴリズムや科学的発見そのものをゼロベースに近い形から探求することにより、創薬、材料科学、次世代ハードウェア設計、さらには数学のような基礎科学分野での根本的なブレークスルーを目指します。AlphaEvolveによる既存アルゴリズムの効率化や新アルゴリズムの発見は、そのポテンシャルの一端を示すものであり、長期的な視点で計算科学の限界を押し広げ、新たな技術的フロンティアを開拓する可能性を秘めています。

したがって、企業が進化型AIへの投資を検討する際には、単に時間軸だけでなく、追求するイノベーションの種類や事業戦略との整合性を考慮することが重要です。迅速な市場投入や応用価値の最大化を目指すならばSakana.ai型の融合アプローチが、そして長期的な技術的優位性の確立や基礎研究レベルでの革新を目指すならばAlphaEvolve型の創造アプローチが、それぞれ有効な戦略となり得るでしょう。

Q&Aセクション

Q1: 進化型AIは従来のAI開発とどう違うのですか?
A1: 従来のAI開発では人間がアルゴリズムを設計しパラメータを調整していましたが、進化型AI(特にAlphaEvolveのようなアプローチ)は、生物進化のメカニズムに着想を得て、AI自身がLLMなどを活用しながら最適解を探索・発見します。これにより人間の直感や既存知識では到達困難な革新的解法の発見が可能になります。
Q2: AlphaEvolveとSakana.aiのアプローチ、どちらが実用的ですか?
A2: 用途により異なります。AlphaEvolveのようなアプローチは、計算科学の基礎や複雑な実システムにおける根本的な技術革新を目指す長期的・集約的な研究開発に適しており、既にGoogleのインフラ改善などで実用的な成果を上げています。Sakana.aiのアプローチは、既存技術の効率的な活用による迅速な製品開発や特定課題解決を重視します。企業の戦略や開発フェーズに応じて適切なアプローチを選択することが重要です。
Q3: 進化型AIの導入に必要なリソースはどの程度ですか?
A3: AlphaEvolveのようなアプローチは、その性質上、大規模な計算リソースと高度な専門知識(LLM、進化的計算、対象ドメイン知識など)が必要です。一方、Sakana.ai系のモデル融合アプローチは、既存の学習済みモデルを利用するため、比較的少ないリソースで始められる可能性があります。オープンソースのツールやモデルを活用することで、様々な規模の組織が進化型AI技術の恩恵を受ける道が拓かれています。
Q4: 進化型AIが普及すると既存のエンジニアの役割はどう変わりますか?
A4: エンジニアの役割は、単に「コードを書く人」から、「AIと協働して問題を定義し、AIを導き、その成果を評価・検証する設計者・研究者」へと進化するでしょう。問題設定の精度、評価基準の巧妙な定義、AIが生成した解の洞察に基づく検証やさらなる最適化など、より高次の創造的・分析的業務への集中が期待されます。

結論:AI進化の多様な経路が拓く未来

AlphaEvolveやSakana.aiの取り組みは、進化型AIが単一の技術ではなく、多様なアプローチと可能性を内包する広大な分野であることを明確に示しています。

「創造」に重きを置くか、「融合」に力点を置くか、その戦略は異なれども、AIが自律的に能力を高め、人間の知的能力を拡張していくという方向性は共通しています。AlphaEvolveのようなアプローチは、材料科学、創薬、物理学、数学といった基礎科学分野での新たな法則や設計の発見を加速させ、さらには複雑な実世界のシステムの効率化を実現します。Sakana.aiのようなアプローチは、AI技術の応用範囲を急速に拡大させ、より多くの産業や個人がAIの恩恵を享受できる環境を整備します。

AI開発のパラダイム自体も変化し、人間とAIが協調して新たな知見やシステムを創り上げていく、より高度な共生関係が生まれることが期待されます。これらの技術が今後どのように深化し、社会にどのような変革をもたらすのか、その動向は引き続き注視に値します。

参考文献・参考情報源

以上

筆者 ケニー狩野氏筆者プロフィール:ケニー狩野
中小企業診断士、PMP、ITコーディネータ
キヤノン株式会社にてアーキテクト、プロジェクトマネージャーとして数々のプロジェクトを牽引。その豊富な経験を基に、現在はブロックチェーンや人工知能(AI)といった先端技術の社会実装と推進に力を注いでいます。
現在の主な役職:
 ・株式会社ベーネテック 代表
 ・株式会社アープ 取締役
 ・一般社団法人Society 5.0振興協会 評議員 ブロックチェーン導入評価委員長
2018年には著書「リアル・イノベーション・マインド」を出版。
趣味はダイビングと囲碁。