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【2025年】NotebookLM vs ChatGPT 違いと料金を比較

【2025年】NotebookLM vs ChatGPT 違いと料金を比較

忙しい方へ:この記事の3行まとめ

  • NotebookLMの強みは、提供資料にのみ基づく「高精度な回答」。ハルシネーションのリスクが相対的に低いのが特徴です。
  • ChatGPTは「壁打ち・アイデア出し」、Notion AIは「チームのドキュメント連携」にそれぞれ強みがあり、目的で使い分けるべきです。
  • 有料機能はGoogle One AI Premiumプランの一部として提供され、大量の資料を扱う研究者やヘビーユーザー向けの仕様です。

Googleの革新的なAIノート「NotebookLM」。その基本的な使い方を理解した上で、次に気になるのは「他のAIツールと何が違うのか?」そして「有料版の価値は?」という点でしょう。

この記事では、入門ガイド記事から一歩進んで、主要なAIツールであるChatGPT、Notion AIとの機能比較、さらに無料版と有料版(NotebookLM in Pro)の詳細な違いまで、分かりやすく解説します。

NotebookLM・ChatGPT・Notion AIの違いを比較

3つのツールの思想と得意分野を比較し、どのような目的やユーザーに最適かを見極めます。

これらのツールは似ているようで、その成り立ちと得意なタスクが全く異なります。以下の表でその違いを概観しましょう。

表1:主要AIツールとの比較
項目 NotebookLM ChatGPT Notion AI
情報源 ユーザーが提供した資料のみ インターネット上の広範な学習データ Notion内のデータ + 広範な学習データ
主な用途 資料の読解・分析・要約 アイデア出し、壁打ち、一般的な質問 ドキュメント作成、タスク整理
ハルシネーション
(幻覚)のリスク
提供資料に基づくため
相対的に低い
あり あり(比較的低い)
こんな人におすすめ 正確性を重視し、特定の資料を深く読み解きたい人 発想の広がりを求め、多様なトピックで対話したい人 業務効率を重視し、チームの知識を整理したい人

NotebookLMの料金プラン:無料版と有料版(NotebookLM in Pro)の比較

ここでは、無料版と有料版(Google One AI Premiumプラン)の機能や制限の違いを一覧表で分かりやすく比較します。

NotebookLMには、すべてのGoogleアカウントユーザーが利用できる無料版と、より高度な機能を求めるユーザー向けの有料版があります。有料機能は現在「Google One AI Premium」サブスクリプションプランの一部として提供されています。以下に主な違いをまとめます。

表2:NotebookLM無料版と有料版(NotebookLM in Pro)の比較
項目 無料版 (NotebookLM) NotebookLM in Pro
(Google One AI Premium)
利用料金 無料 プラン料金に内包1
ノートブック数上限 100 500
ソース数上限/NB 50 300
1日の利用上限(例) クエリ: 50回
音声概要: 3回
クエリ: 500回
音声概要: 20回
“in Pro”の追加機能 なし ・利用上限の大幅緩和
・高度なチャット設定
・チャットのみ共有
・ノートブック分析

1 かみ砕き解説:Google One AI Premiumプランについて
「NotebookLM in Pro」は、この月額2,900円(2025年7月現在)のプランに含まれる機能の一つです。このプランには他にも、高性能な「Gemini Advanced」へのアクセス権、2TBのクラウドストレージ、Gmailやドキュメント上でのAI支援機能などが含まれており、それら全てのセット価格となります。

結論:あなたに最適なツールは?

最終的にどのツールを選ぶべきか、目的別に最適な選択肢を提案します。

こんな人にはNotebookLMがおすすめ

研究者、学生、アナリスト、弁護士など、大量の専門資料を基に、正確な情報を引き出したり、要約・分析したりする必要がある人。情報の「正確性」と「出典の明確さ」を何よりも重視するなら、NotebookLMが最適です。

こんな人にはChatGPTがおすすめ

企画者、マーケター、ライターなど、新しいアイデアの壁打ち相手や、未知のトピックに関するブレインストーミング、クリエイティブな文章作成をしたい人。幅広い知識を基にした「発想の広がり」を求めるならChatGPTが強力なパートナーになります。

こんな人にはNotion AIがおすすめ

プロジェクトマネージャー、チームリーダー、ドキュメント管理を頻繁に行う人など、チームで利用しているワークスペース内で、シームレスにAIの支援を受けたい人。「業務効率」と「情報共有」を最大化したい場合に真価を発揮します。

以上

ABOUT ME
ケニー 狩野
中小企業診断士、PMP、ITコーディネータ キヤノン株式会社にてアーキテクト、プロジェクトマネージャーとして数々のプロジェクトを牽引。 現在の主な役職: 株式会社ベーネテック 代表、株式会社アープ 取締役、一般社団法人Society 5.0振興協会 評議員 ブロックチェーン導入評価委員長などを務める。 2018年には「リアル・イノベーション・マインド」を出版。 趣味はダイビングと囲碁。